仕事の生産性を上げる方法として、オフィスのフリーアドレス化、というものがあります。オフィスの中で、個人個人が固定の席を持たずに、並んでいる席の中から、その時その時の気分で自由に選ぶことができる、というスタイルのことです。毎日景色を変えながら仕事できるため、毎日新鮮な気持ちで仕事に臨むことができます。
フリーアドレス化をする目的は、生産性向上だけでなく、スペースの無駄をなくし、コストを削減するためです。また、同僚や上司にフラットに話しかけやすくなることで、上下のない人間関係を形成しやすくなるため、という目的もあります。チーム、部署という境界を超えた関係性を構築することができるため、新しいアイディアや企画が生まれることも多々あります。さらに、わざわざオフィスに来る必要性もほとんど無くなるため、リモートワークの推進にも繋がります。
しかし、デメリットもあります。まず、社員がどこにいるかを管理できないため、突然ある社員に用ができたとき、気軽に話しかけることができない、という点です。しかしこれは、チャットアプリなどにより解決できます。また、人によってはフリーアドレスのほうが気が散って集中できないという点です。席が決められているほうが仕事のスイッチが入るという方もいるでしょう。それから、書類や筆記用具などの物理的に空間をとるものを置くことが難しくなります。資料をすべて電子化できれば問題はありませんが、それは中々難しいでしょう。
しかし、フリーアドレス化にはたくさんのメリットがあるため、ぜひ検討してみましょう。